[高速増殖炉]
プルトニウムを燃料とし、発電しながら消費した以上のプルトニウムを新たに生み出すといわれている原子炉のこと。核分裂に高速中性子を使うため高速増殖炉という。アメリカをはじめとする原発先進国は、危険性が高く莫大な費用を要するため開発を中止している。日本では「もんじゅ」が有名。
(もんじゅ)
核燃料サイクル開発機構(旧動燃)が福井県敦賀市に建設した高速増殖炉。1995年にナトリウムの漏えい火災事故が発生し運転を中止している。その後「もんじゅ」の設置許可の無効を求めた福井県住民が国を相手に起こしていた行政訴訟で住民側が勝訴したため、開発再開のめどはたっていない。 |